親の信頼を裏切るところでした

実は、一時期、止められないギリギリの範囲で、電気代の滞納をしていました。
シングルマザーで、子どもの私立高校の授業料を払っていたので、正直余裕の無い生活でした。
子どもの成績が良ければ、学費免除となったのでしょうが、残念ながら、ほぼ満額の授業料を納めていました。

数ヶ月間、前の月の電気が払えていなくて、振替日に銀行の引き落としが出来ず、お給料が出てからコンビニでの支払いでした。

しかし、ある時、払ったつもりでいた前月分を払い忘れ、2ヶ月滞納の状態になってしまいました。
2ヶ月滞納すると、3ヶ月目には電気が止められてしまいます。
電気は重要なライフラインなので、電力会社の営業所に出向いて支払ったらすぐに復旧しますが、手持ちにまとまった現金などある訳もなく、まさに止められる寸前でした。

ある日、電気量の検針に来たスタッフが、私の留守中に家を訪れ、玄関先に出た母に、「電気代を滞納してるので、直ぐに支払ってください。」と言ったそうです。

母は、「世帯主である娘が、滞納なんてする訳がありません。現に『電気使用量のお知らせ』には領収証が付いてるじゃないですか!だったら、支払ってある筈です。」と怒鳴り、一悶着あったようですが、結果的には追い返したそうです。

お母さん、ごめんなさい。
その『電気使用量のお知らせ』は二つ折りになっていて、裏にはコンビニ払いの用紙が付いているんですよ。
なんてことは、とても母には言えませんでした。

『電気使用量のお知らせ』は、書式が決まっているので、もれなく領収証の欄はあり、よく見れば支払っていないことはすぐに分かります。

気付かなかった母に安心し、最後まで本当のことは言えませんでした。
心配を掛けたくないし、いくつになっても、親の前では良い子で居たかったんでしょうね。

このまま滞納する訳にもいかず、月遅れで支払うのも申し訳ないので、翌日、なけなしの定期預金を崩して、今まで滞納していた電気料を全て支払いました。

それ以来、公共料金は別口座からの引き落としにし、滞納しないように努めています。